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2022/02/07

その他

石材の単位

石典石材の川上です。

今日は石材の単位についてのお話です。
お見積もりを取って頂くと、御影石の数量で「才(切)」という単位を目にするかと思います。
この「才(切)」という単位、1辺が約30cmの立方体を1才(切)として算出するもので、石塔や外柵等にどのくらいの石材が使用されるのかを表しています。
石材の単価は石種ごとにつけられている値段が1才(切)がいくらかによってまず計算をします。

では、ここで質問です。

石テクスチャ

上の画像のように立方体と球体の石材があったとします。
立方体は1辺が30cm、球体は直径が30cm、石種はどちらも同じものとします。
この立方体と球体の石材の単価は同じでしょうか?(加工費は考えないものとします)

正解は「どちらも同じ」です。
立方体と球体であれば球体の方が容積は減るものですが、なぜ同じなのか?

それは才(切)とは、石材を切り出した段階での容積で判断しているからです。
石材はいきなり球体の形で切り出されたりする事はありません。
どんなものでも、一先ずは立方体の形で切り出されます。
ですので、球体であっても元々は左のような立方体の状態であったわけで、才(切)という単位においては同じという扱いになります。

なお、灯籠や蓮華などの細かな装飾が施されるもの等については、また別の計算方法になったりします。

いかがでしたでしょうか? 「なるほど」と思って頂けたなら幸いです。
それでは今回はこの辺で!

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